弁護士の佐野です。
今回は、法律の話ではなく、普通の話ですので、カテゴリーは自己紹介に入れておきます。
コロナウイルスの濃厚接触者になったというお話です。
一昨年の2020年、コロナウイルス対策で、小学校が一斉に休校になったことがありました。
また、子どものクラスでコロナウイルス感染者が出た時、学級閉鎖になり、そのクラスだけでなく、そのクラスの子の兄弟姉妹も登校が禁止されたため、私も一応出勤を自粛しまして、家でゆっくりと(?)過ごした時がありました。
濃厚接触者となると、自粛とは全く違いますね~。
感染している可能性は低いとは思っていましたが、念のため、家でもマスクをする、部屋を分ける、食事を別々に取るなどの対策をしましたが、めんどくさくて仕方がない。
家族のコミュニケーションを取りづらいというのは堪えました。家庭の不和が増えるのも分かります。
結果、陰性だったのですが、ご参考までに、簡単に顛末をまとめておきます。
うろたえる!
知人から、「体調はどう?」という電話があり、何の話?と思っていたら、実はコロナウイルスに感染して陽性判定された、という話でした。
聞くと、どうやら私は濃厚接触者にあたるようでした。
電話をしてきたのは、基礎疾患がある家族をお持ちで、とても警戒している方で、ワクチンも3回摂取されて時期的には免疫MAXの方です。
どこで感染したか全く心当たりがない、あるとすればあの時だということで、私も濃厚接触者ではないか、という話になるのですが、となると、逆に私が感染させた可能性もあるんですよね。
とても怖くなって、柄にもなくうろたえてしまいました。
情報収集!
2022年4月現在、保健所は濃厚接触者がいたとしても、家族しかフォローしてくれません。
その知人からの電話で、自分で濃厚接触者かどうかを判断しなければなりません。
どうすればいいのか分からないので、HPを検索するのですが、とにかく待機しろというだけでよく分かりません。
あちこち検索して、ようやく検査について見つけました。
ここで、選択肢は2つです。
- 京都市保健所(医療衛生企画課)の行政検査を受検する。※無料
- 医療機関で受検する。
HPで見たら、上のリンクしか目に入りませんでした。
うろたえるとポンコツになってしまうことを、改めて痛感しましたよ。あうぅ。
とりあえず、行政検査を申し込むことにして(というかそれしか目に入らない心理状態でした)、「知人等検査専用フォーム」に入力しました。
フォームは、
- 陽性者の氏名
- 陽性者の氏名のフリガナ
- 陽性者の居住地
- 発症日
さえ分かっていれば入力できます。
たぶん、4の発症日は間違っていても、大きなずれがなければスルーされると思いますので、逆に言うと、濃厚接触者かどうかにかかわらず、陽性の人の情報を知っていれば、発症日前後の人は無料の行政検査を受けられるということになりそうです。
なお、無料のPCR検査を受けられるところもあります。
ご予約不要!MKタクシーのりば等で無料PCR検査/抗原定性検査実施中
それぞれ受けられる人の条件が異なるようです。多分ですが、条件によってお金の出所が違うので、すみ分けをしないといけないんでしょうね。
MKは自腹かもしれません。
私は、行政検査を申し込んだものの、妻の情報から、医療機関の検査が早いということで、それも申し込みました。
ところが!
症状がある方についてはここで検査してね、という京都府HPに載っている病院に電話したら、「検査してません!」と、しれっと言われてしまいました。
妻の情報では、知り合いがその病院でPCR検査を受けたという話なので、改めて妻が電話し、交渉というか問い詰めの末、しれっと予約が取れました。なんという。。。
ちなみに有料でした。
保健所も医療機関も大変なのは分かります。ある程度分かっていたつもりですが、濃厚接触者になって、しみじみ感じました。
しかし、これほどコロナ禍が広がっていて、濃厚接触者が多くなっているのですから、こうしてくださいねというチラシくらいばらまいておいた方が効率的ではないかと思いました。
検査態勢が弱い、金がかかる(しかも条件によってで資金の出所が異なるという、市民にとってはどうでもいいパワーバランスがある)、PCR検査は負担ばかりで医療機関にとっては何もメリットがないにせよ、なんだか切ない感じですね。
ニュースで、検査態勢がまだまだ弱いという話があったのですが、こういうことかと分かりました。
検査結果判明!
検査結果は陰性でした。
ほっとしましたね。
これでも私は普段から、感染には警戒心を強く持って対策しています。
他方で、これで感染するはずがないというレベルでは、警戒心を解いていました。
あと、家族から感染したらもうしゃあないと、家族の間では対策していませんでした。
それでは不十分だったのかという不安が生じたのですが、とりあえず私の判断は間違っているとはいえないということは分かりました。
濃厚接触者かも、という人が必ずしも検査を受けたり、行動を制限したりするわけではありません。
私は陰性でしたが、気付かず陽性の方も居られると思います。
2022年、ほんとやっかいな状況になったのかなと思ったりします。
陽性は「悪」かもしれませんが、陽性者は悪人ではありません。
コロナ禍は禍ですが、コロナウイルスは単なるウイルスでしかありません。
過剰な反応をせず、必要十分で冷静な対策を取って、感染を防止しましょう。
いつか我が身です。みなさんもお気をつけくださいね。
2022年4月17日