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離婚を希望する方の男女の傾向 1

2022/03/21
カテゴリー: 離婚 タグ: 離婚
佐野 就平





弁護士の佐野です。




今回は、ちょっと法律から離れて、経験上どういうことが多いか、ということを書いてみたいと思います。


今回のテーマは、離婚を希望する方の男女の傾向です。
あんまりお役立ち情報ではないかもしれません。
関心のある方とか、離婚を迷っている方に読んでいただければ幸いです。


目次

1. 突然ですが、「ジェンダーフリー」ってご存知でしょうか。
2. 離婚を希望する男性の傾向
3. 離婚を希望する女性の傾向
4. まとめ


1. 突然ですが、「ジェンダーフリー」ってご存知でしょうか。


ウィキペディアによると、ジェンダーフリーとは、「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること」と定義されるそうです。

私に言わせれば、自分がしたいように好きにすればええやんか、別に他人にとやかく言われる筋合いはないやんか、と思ってしまいます。

ところが、「男女が平等に」ということがポイントでして、社会には男女差別があるわけです。
何が男女差別かとか、男性側にそんなつもりはないとか、そういう議論はさておきます。テーマから離れるのでここでは書きません。

ここでの問題は、ジェンダーフリーという言葉が、性別役割分担の否定の思想や社会運動を意識させることになり、それに抵抗する人々が、「性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族やひな祭り等の伝統文化を否定すること」の意味に曲解しようとしていることです。

いや、そんなこと言うてへんやろ、という話ですね。

わざわざ「」にしたのは、引用しているからでして、 平成18年1月31日の内閣府男女共同参画局の事務連絡 にそう書いてあるからです。

ここで取り上げたいポイントは、先ほど「私に言わせれば」と書いたとおりでして、自分の生き方は自己決定権(憲法13条)の問題でしょ、「社会常識」がこうだからこうしなければならないということはないでしょ、ということなのです。

ましてや、結婚したい、夫婦でいたい、浮気したい、専業主夫でいたい、同性で結婚したい、離婚したい、といったことも、私にすれば、好きにしたらええやんか、の範疇に入ってきます。

別に他人に、あの人と結婚しなければならないとか、この夫、この妻とは別れなければならないとか、社会常識として結婚しなければならないとか、決めつけられる必要はないでしょ。

100歩譲って、結婚について、少子化対策で結婚して子どもを産め、ということであれば、分からなくはないのですが、それなら結婚するかどうかに関係なく子どもを産みやすいようにすればいいわけです。
シングルマザーが安心して子どもを育てられる社会になれば、結婚は関係なくなります。

ところが、最近まで未婚のシングルマザーは差別されていました。夫と「死別」や「離婚」したシングルマザーには、所得税や住民税が軽減される「寡婦控除」が適用されていたのですが、未婚のシングルマザーにはそれが適用されなかったのです。

結婚は子どもの父親でなくてもいいので、結婚して離婚した後、結婚せずに子どもを産んでシングルマザーになっていたり、未婚でシングルマザーになって結婚して離婚したりしても適用されるのですが、全くの未婚だったら適用されなかったわけです。

それが、2020年の税制改正で改善されました。 国税庁FAQ

ほんと最近ですね。


話を戻します。

言いたいのは、結婚も離婚も好きにしたらええやんか、ということです。
もちろん相手がいますし、子どももいるでしょうし、簡単なことではありません。

ですが、社会常識がそうだからとか、男だから、女だからとか、そういうことで決める話ではないでしょ、ということを言いたいのです。

こうあるべきだから、ではなく、自分はどうしたいのか、で考えるべきです。


2. 離婚を希望する男性の傾向


あくまで私の肌感覚ですが、離婚したい夫の場合、離婚を決意されている方が多いようです。
離婚するかどうかで迷っている段階では、わざわざ弁護士に相談されないのかもしれません。

理由は、妻の浮気や、そもそもなんでそんな人と結婚したの?そら他の女性に行きたくなるよなあ、というような極端な性格の不一致、といった感じでしょうか。

経済的には概ね男性の方が強いので、お金の問題はあまり聞かないような気がします。

妻の浮気は、昔は、夫は風俗で普通に遊んでいても、妻の遊びに激怒して離婚を言い出す人もいたような気がします。
今は、ちょっとした浮気というより本気で、妻が家庭も子どもも捨ててしまう勢いの話もあります。

極端な性格の不一致は、そもそも妻がきついとか、暴言なども甚だしいということもあります。
夫に対するDVも少ないですが、聞いたことはあります。

夫の場合は、もう無理、というところで、離婚を決意して、弁護士には依頼するつもりで来られるので、じゃあ離婚調停しましょ、ということになりがちです。

決意するのはいいのですが、後戻りは困難です。
怒りが止まらなくなっているだけだったり、誤解があったり、自分にも悪いところがあったりすると、後悔先に立たずです。

ただ、最近は、ちょっと傾向が変わっているかもしれません。同僚に愚痴を聞いてもらう感じで相談されることも増えている気がします。

妻と共働きという方も増えているし、前述のジェンダーフリーの感覚で「男たるもの」というのが抜けてきているのかもしれません。

いずれにしても、ほんとは自分はどうしたいの?というところを見つめ直して欲しいと思います。

2022年3月21日

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