税理士の岡本です。
全国の国税局等では、2018年から、超富裕層、いわゆる超お金持ちに対する特別な管理体制を敷いています。
特別な管理体制とは、法人税・資産税・個人課税の担当者らが、チームを組んで管理・調査をすることです。
国税庁は富裕層・超富裕層の認定基準は公表していませんが、一般的には資産規模1億円以上で富裕層、5億円以上で超富裕層とされています。
富裕層の方を把握するために、その本人、その関係個人・法人を抽出して、情報の集積と分析をしているようです。お金持ちの方は、税務申告以外の所までチェックされるのですから、怖いですね~。
国税庁がその富裕層に対する調査の結果を公表しました。
令和元年の申告漏れ件数は、約3500件で、1件当たり約2000万位の申告漏れ所得金額があったそうです。一般人からすると、お金持ちはお金を持っている分ちゃんと納税しているのかと思いきや、やっぱり悪いことをしているお金持ちもいるのだなあと実感しました。
私としては、お上にずっと睨まれているお金持ちより、たまに見られる一般人のほうがいいなぁ。
2021年7月19日